IMONY
(激しく整備中)
Imager of MPPC-based photoN counter from Yamagata (IMONY)は、シリコン半導体センサである浜松ホトニクス製MPPCをセルごとに読み出すことによってモノリシックガイガーAPDアレイとして動作させたphoton counting法による撮像システムである。現在は8×8ピクセルの素子を運用している。
ガイガー放電による高速応答のパルスを波形弁別でヒットタイミングパルスとし、FPGAでタイムスタンプを付与する。フォトンのイベントデータとして記録し、フレーム読み出しを行う撮像素子とは異なる設計思想である。セル単体で信号を読み出すため、検出器容量が小さくナノ秒幅のパルスが取り出せる。GNSS受信機から10MHz CLKを引き出し、FPGAのシステムクロックとしている。PPSとNMEAセンテンスもFPGAで記録し、絶対時刻の再構成に用いる。
KEKのOpen-Itのサポートを受けながら、学生が回路を設計しFPGAのコーディングを行っている。
References
- M. Hasebe et al.(2025), JINST, 20, C06011 arXiv:2506.16025
- A. Sato et al. (2025), JINST, 20, C06002 arXiv:2506.07442
- T. Nakamori et al. (2025), PASJ, 77, 425
- K. Hashiyama et al. (2024), Proc. of SPIE, 13103, 1010314
- 中森健之 (2023) 高エネルギーニュース, 41, 176
- T. Nakamori et al. (2021), PASJ, 73, 66
- T. Nakamori et al. (2020), Proc. of SPIE, 11454, 1145418
Grants
- 科研費挑戦的萌芽研究 2014-2015
- 山田科学振興財団研究助成 2019-2020
- 国立天文台共同開発研究 2022
- 科研費基盤B 2020-2022
- 科研費基盤B 2023-2025